みーしょ先生 こと 三井所 和幸
(ケーブルTV J:COM「J:CMMUNITY」掲載の紹介記事より)
福岡市中央区清川。九電本社やホテルニューオータニが建つ渡辺通り1丁目の交差点を南へ20メートルほどいったところに建つ緑のビルがペンギン堂だ。このペンギン堂の3代目が三井所和幸さん。一年中上着の袖を肘まで折り上げ、店内を元気に動きまわっている。しかしこの店、なぜペンギン堂なのかといえば、店の奥に鎮座まします皇帝ペンギンに由来している。今から96年前の明治44年、創業者の三井所清造さんは第一次南極越冬隊に衛生部長兼・写真班長として参加した。白瀬矗さん率いる越冬隊は鮭漁船を改造したもので挑んだという。現在の南極観測船「しらせ」のなんと五十分の一の大きさしかなかった。当時の日本ではまったくの未知の地、南極へ、その冒険心・好奇心からの果敢な挑戦だった。
現在の当主、三井所和幸さんはその清造さんの孫に当たる。大学では機械工学を専攻し、自動車メーカーへ就職した。創業者の清造さんの血を濃く受け継いだのか、大学の時には2週間かけて車で日本一周をし、自動車メーカーの研究員としてアメリカにいた頃にはデトロイトからキーウエストまで4日かけてアメリカを縦断した。
その和幸さんが「マシン」相手から「人」相手に180度転換したのは2代目である父の後を継いだ時から。もともと愛想がいいほうではない。人好きのする性格ではなく、お客様相手の仕事には相当苦慮した。それが毎日お客様と接するうちに「人」を相手にする仕事に喜びと達成感を感じ始めたのだ。
現在は生活習慣病予防指導士として毎日一人ひとり、1時間から長い時は2時間以上かけてカウンセリングを行なっている。多い日は1日に8人ものカウンセリングを行うこともある。「生活習慣病をなくすことは、すなわち生活習慣の改善、それはひとえに食生活と運動です。」と本人も毎日10キロ以上は歩く。「生活習慣病改善は私のライフワーク。」とめがねの奥の目がキラリと光る。